砂糖よりも甘いキス 我が儘な貴方を一瞬だけ優しくさせる 魔法の口づけ 自分のことしか考えない貴方 でも私はそんな貴方に恋してしまって いつも悲しい思いをさせられているけれど 時々優しい貴方 気紛れに私を抱きしめて、迷わせる惑わせる 貴方は本当に私が好きなの? 「愛してるよ」と囁く口は、嘘を吐いてはいないの? 貴方は少しずつ変わっていった 私も少しだけ変わっていた 「邪魔をするな」と貴方は言う 「独りの時間をくれ」とも言う でも甘えろと言ったのは貴方 離れるなと言ったのも貴方 どうしてそんな勝手なことを言うの? もう私のこと昔ほど好きじゃないの? 「莫迦なこと言うな」と鼻で笑うけれど、私は本当に信じて良いの? 絶対に幸せにしてやる、と言ったよね。私は覚えてる。 メールだったけど、確かに貴方は約束してくれた。 その約束も今は忘れてしまったみたい。信じた私は莫迦みたい? 「好きだよ」なんて、「愛してるよ」なんて、もう信じられないけれど 私は貴方が好きです。愛してます。 だから許してね。ずるいと言わないでね。 砂糖よりも甘いキス。 貴方が大好きなキス。 唯一通る、私のわがまま。 これからもずっと、いつまでもずっと、キスで貴方を縛り続けてあげるから |